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事務所ニュース いずみ第28号(2010/8/1発行)

国民的体験

 1年前の総選挙で政権が交代したが、わずか1年のうちに「政治とカネ」、「普天間基地」問題で鳩山首相が辞任し、次の菅首相がいきなり「消費税10%」をぶちあげたため、この7月の参院選で民主党は敗北し、衆参の「ねじれ」国会となった。
 小選挙区制は、「第一党」に対して得票率(実際の民意)よりはるかに多い議席を与えるもので、憲法の民主主義の理念に反する。しかも今回の「消費税値上げ」のように、「二大政党」の政策が似通っている場合、有権者は「比例区」の小政党に投票するしかないが、せいぜい数人しか当選せず、大勢は動かない。
 とはいえ、昨年の政権交代の最大の「果実」は、政治は「誰がやっても同じ」ではないこと、そして、国民が「自分たちの意思で政権を交代させた」という国民的体験をしたことであったのではないかと思う。
 選挙制度を民意を反映できる中選挙区制や比例代表制を中心とした制度に変えること、マスコミがタブーのない争点設定や公平な報道をすること、そして、私たち国民がもっと批判精神を持ち、討論や議論が上手になることが、この国の民主主義の課題ではないだろうか。
 今年も猛暑の夏となりそうです。皆様ご自愛下さい。

2010年7月 あべの総合法律事務所

弁護士 蒲田豊彦  事務局長  春名 敬志
弁護士 岩城 穣  事務局次長 酒井 秀和
弁護士 上出恭子  事務局   井上奈津子
弁護士 中森俊久  事務局   古橋 督大
弁護士 立野嘉英  事務局   角谷 千晶
弁護士 瓦井剛司  事務局   大谷ちひろ
弁護士 和田 香  事務局   佐藤 愛 

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