事務所ニュース いずみ第17号(2004/8/1発行)

中之島の初夏「風わたる並木路」 弁護士 野仲厚治さん 撮影
暑中お見舞い申し上げます
昨年11月の衆院選に続き、今回の参院選でも「二大政党化」が強まり、護憲を訴える政党の議席が激減しました。大義のない自衛隊のイラク駐留も長引く中、ここ数年のうちに、憲法改正の動きが急速に具体化することが予想されます。
6月10日、井上ひさし、大江健三郎、小田実さんたち9氏の呼びかけで「九条の会」が結成され、各地・各分野で静かに広がりつつあります。
多様な「民意」が反映しにくい選挙制度だからこそ、多くの国民が一致点で手をつなぎ、世論を広げ、政府の暴走に歯止めをかけていくことが求められています。
【憲法第九条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
悲惨な敗戦から59回目の夏、改めて憲法第9条に込められたものを考えてみたいと思います。
今年の夏は猛暑と伝えられています。 皆さま、どうかご自愛下さい。
2004年8月 あべの総合法律事務所
弁護士 蒲田豊彦 事務局長 酒井 秀和
弁護士 岩城 穣 事務局次長 根木原知子
弁護士 上出恭子 事務局 阪田裕美子
弁護士 佐藤真奈美 事務局 藤井 結子
弁護士 中森俊久 事務局 浅田 静香
事務局 杉山 勇樹
事務局 町田 由美
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