事務所ニュース いずみ第7号(1998/2/10発行)

「雨上がりの奥入瀬」 久津間慶二さん撮影
寒中お見舞申し上げます
皆様にはご健勝のことと存じます。
わが事務所も開設して丸3年を経過しようとしており、所員一同益々はりきっております。
昨年は長びく不況のなかで今まで考えられなかった生命保険会社や銀行、証券会社までもが破綻し、株式の下落や円安が続き、国民の間に大きな不安が広がりました。これらは政府が適切な不況対策を講じず、かえって消費税増税や所得税減税の廃止、医療費の値上げなど、国民の購買力に水をかけるような反国民的政治を進めたことが原因の一つになっていると考えます。
これらの社会状況が反映し国民生活にも大きな影響が表れ、事業者破産や消費者破産や離婚の相談などが増加しています。 世の中が何かそわそわとして落ちつかない様相を呈しているように感じられます。
政治の分野においても新進党が昨年末に6党に分裂するなど混迷を深め、「総自民党化」が急速に進みつつあります。
日本の政治や経済を再生させるために今、私たちに何ができるのでしょうか。
当面7月に行われる参議院議員選挙で政治の流れを変えて行きたいものです。
私たち法律事務所も皆様の要望にこたえる法的サービスを提供しきるよう努力していきたいと思います。
1998年2月 あべの総合法律事務所
弁護士 蒲田豊彦 事務局長 酒井 秀和
弁護士 岩城 穣 事務局 根木原知子
事務局 阪田裕美子
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