弁護士 中森俊久の部屋

70年前の現実

2014/09/13 06:27:57

2014年4月15日からブリュッセル(ベルギー)で開催された国際民主法律家協会(IADL)第18回大会に参加した帰りにポーランドに移動し、同国南部にあるアウシュビッツ第1、第2収容所を見学した。収容所は、ナチス政権下のドイツが行ったホロコーストの象徴と言われているが、近年、各国から見学に訪れる人が後を絶たない。何故にナチス政権がホロコーストを行ったのか…、その理由は多説あるようだが、いずれにせよ私自身率直に感じたのは、「人間の無力さ」や「人間の限界」である。ガイドをして下さった現地在住の日本人の方は、日本でのヘイトスピーチの議論に疑問を投げかけ、法規制するのは当然であるとのヨーロッパでの「感覚」を話されていた。当時の残酷な状況を目の当たりにし何とも言えない気持ちになったが、いずれにせよ、これが約70年程前の現実であることを肝に銘じなければならないと感じた次第である。

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