弁護士 上出恭子の部屋

ストップ!過労死 「過労死防止基本法」の制定を実現するつどい

2013/05/10 15:11:36

 東京での開催となりますが、当事務所の岩城弁護士が事務局長を務めておりますストップ!過労死・過労死防止基本法制定実行委員会主催の
「ストップ!過労死  『過労死防止基本法』の制定を実現するつどい」
が下記のとおり開かれますので、ご案内させていただきます。

<ストップ!過労死 「過労死防止基本法」の制定を実現するつどい
増え続ける過労死・過労自殺にストップをかける法律を!>

 私たちのこの取り組みは2年目の後半に入り、署名は40万筆を突破し、神戸市をはじめ地方自治体の意見書も次々と採択されています。
 また、「労働基準法などの個別法と別に基本法を作る必要があるのか」、「過労死の防止が必要なのは、労働者に限らないのではないか」、「どの省庁が管轄するのがふさわしいのか」など、国会議員の皆様と私たちの対話も進み、理解と共感が広がっています。
 そこで、今こそ、この盛り上がりを、議員立法の実現につなげていきたいと思います。
 そのためにも、今国会最終盤のこの「つどい」に、1人でも多くの市民・国会議員の皆様のご参加をお願い申し上げます。

 2013年6月6日(木)12時~16時  開場11時30分
 衆議院第一議員会館 地下1階大会議室
 (東京メトロ「国会議事堂前」・「永田町」下車徒歩5分)
 参加費 無料

《記念講演》
 山田昭男氏(未来工業株式会社 取締役相談役)
  過労死の防止と企業経営のあり方─未来工業の経験から(仮題)

・特別報告 今野晴貴氏(NPO法人「POSSE」代表)
  放置できない若者の過労死・過労自殺の激増─労働相談から見る若者の労働現場の実態(仮題)
・ほか、遺族の訴え、連帯あいさつなど

【呼びかけ団体】全国過労死を考える家族の会・過労死弁護団全国連絡会議
【主 催】ストップ!過労死 過労死防止基本法制定実行委員会 

ワクワク・不惑

2013/03/11 10:48:42

冒頭から全くの独断ですが、敬愛すべき邦楽女性シンガー(今も現役)を3人挙げるとすれば、その1人は「松任谷由実(ユーミン)」だと強く思っています(残り2人が誰か、興味のある人はお問い合わせ下さい)。友達のお姉ちゃんから既にそのころ出ていた10枚以上のアルバムを借りてテープにダビングした中学のころから20歳ごろまで、ユーミンを聴きたくってました(今でも、一人でアカペラ・ユーミンメドレー、優に20曲は歌えると思います)。

 そのユーミンが、今年デビュー40周年とのこと!この人が、いったいいつから歌を創り歌ってきたのか、これまで真剣に考えたことはありませんが、少し前に自分自身が「不惑」を迎え、「私が、生まれた頃から歌ってたってこと!」っと、相当な衝撃を受けました。

「子曰く、四十にして惑わず」とは到底いかない毎日ですが、弁護士になって今年で15年目に入ります。25年余り後に、今のユーミンのごとく「上機嫌」で仕事が出来てるよう、40代という大きな節目の時期を「ワクワク」しながら過ごしていけたらと思っています。

 

 

成年後見を受けた人の選挙権喪失は憲法違反・平成25年3月14日東京地裁判決

2013/03/10 11:03:47

 成年後見人が付くと選挙権を失う公選法の規定は憲法に違反するとして、茨城県在住の成年被後見人(後見人がつけられた人)の方が国を相手に選挙権があることの確認を求めた訴訟の判決が3月14日、東京地裁でありました。原告の方は、ダウン症で知的障害があり、2007年2月、家族が後見人に選任されたことにより、選挙権を失いました。

 判決理由で定塚裁判長は「憲法が国民に保障する選挙権を制限することは原則として許されず、やむを得ない理由がある極めて例外的な場合に限られる」とし、その上で、成年後見人を付けるかどうかで
審査されるのは、財産管理能力の有無であって、選挙権を行使する能力とは異なると指摘、被後見人とされた人がすべて選挙権を行使する能力を欠くわけではないのは明らかと判断しました。
 判決はさらに、選挙権の制限は、障害者が健常者と分け隔てなく生活できるノーマライゼーションを踏まえた同制度の趣旨や選挙権制限を見直す方向にある国際的な潮流に反すると批判し、「立法は、裁量の限界を超えて違憲である」と結論づけました。

 国側は「不正投票の誘導が行われる恐れがある」と主張しましたが「不正投票が相当な頻度で行われると推認するに足る証拠はない」と退けました。

 特に、判決の本文で「そもそも後見開始の審判を受け、成年被後見人となった者も、我が国の『国民』である。憲法が、我が国民の選挙権を、国民主権の原理に基づく議会制民主主義の根幹をなすものとして位置づけているのは、自らが自らを統治するという民主主義の根本理念を実現するために、様々な境遇にある国民が、この国がどんなふうになったらいいか、どんな施策がされたら自分たちは幸せかなどについての意見を、自らを統治する主権者として、選挙を通じて国政に届けることこそが議会制民主主義の根幹であるからにほかならない。我が国の国民には、望まざるにも関わらず障害を持って生まれた者、不慮の事故や病によって障害を持つに至った者、老化という自然的な生理現象に伴って判断能力が低下する者など様々なハンディキャップを負う者が多数存在する。そのような国民から選挙権を奪うのは、それをすることなしには選挙の公正を確保しつつ選挙を行うことが事実上不能ないし困難であると認められる『やむを得ない事由』があるという極めて例外的な場合に限られるのである」という判示に、広い意味で、誰もが障害を持つ可能性がある中で、民主主義の根幹に関わる「選挙権」の行使の重要性を強く示したもので、画期的な判決だと思います。

 総務省は「今後の対応は法務省と協議する」とコメントしているようですが、当該判決が控訴されることなく確定し、一日も早い公職選挙法の改正が待たれます。 

あけましておめでとうございます

2013/01/10 15:04:40

「『元』(甲骨文)
  は人の首の部分を大きな形で示し、
  その下に人の側身形を加えた形。
  首は人の体の中でも最も重要な部分であるから元首(頭・かしら)といい、
  体の最上部であるから本元(もと、はじめ)の意となり、
  元旦のように時のはじめの意となる。」

  みなさま新年あけましておめでとうございます。
  今年が皆様にとりまして佳き一年となりますこと心より祈念しますとともに、今年も何卒、よろしくお願いいたします。

  毎年、事務所の机の前に気に行ったカレンダーを貼るのですが、
  今年は、「白川静・漢字暦」というカレンダーを購入しました。
  冒頭の文書は1月のカレンダーに書かれた説明の一部です。

  人間の頭と同じように大切な1年の初めの「1月」
  物事が順調に穏やかに進みますよう願いつつ心新たに2013年をスタートしたいと思っております。 

連続講座「身近な法律問題」のご案内

2012/12/10 14:52:55

  追って、お送りします事務所ニュースでもご案内をさせていただきますが、
 当事務所では、昨年に引続き皆様にとって身近に起こる法律問題についての連続講座を、
下記のとおり行うことにいたしました。
 ちょっと知っておけば、いざというときに安心です!

 無料ですので、ご家族やお知り合いの方もお誘い合わせのうえ、ぜひご参加下さい。

 また、講座の終了後、個別の事案についてご相談いただく時間も設けます。
 当日に限り、ご相談も無料とさせていただきます。お悩みや心配事のある方は、ぜひ当日、ご相談をお寄せ下さい。
 参加費は無料ですが、準備の関係上、事前の申込みをお願いいたします。
 なお、会場の都合上、ご参加者が15名に達した時点で受付を終了させていただきます。

 【日時・担当弁護士等】
  場所は、当事務所1階相談室にて行います。
  当日は1階相談室に直接おこし下さい。

第1回1月19日(土)11:00~12:30
 「交通事故の基礎知識」 弁護士 蒲田豊彦

第2回3月16日(土)同上
「労働問題・労災の基礎知識」 弁護士 岩城 穣

第3回5月18日(土)同上
 離婚の基礎知識」   弁護士 上出恭子

第4回7月20日(土)同上
「相続・遺言の基礎知識」  弁護士 中森俊久

第5回9月21日(土)同上
「成年後見・財産管理の基礎知識」 弁護士 瓦井剛司

第6回11月16日(土)同上
「相隣関係の基礎知識」  弁護士 和田 香

 【参加希望の場合】

 下記事項につき、メールにて、下記アドレスまでご連絡下さい。
  info@abenolaw.jp

1992年の私へ

2012/09/14 19:57:29

 「恭子ちゃん、これ読ませてもらっていい?」、週に一度顔を出す実家で母から一冊のノートを示された時の母の言葉。見れば「Summer Vacation  ’92」とあります。今から20年前の7,8月、大学のサークルの関係でここ最近ヨーロッパ金融危機の火種となって評判芳しくないギリシャ・アテネに2ヶ月弱滞在していたときに、つけていた日記帳でした。

 さすがに今になって読まれて困るようなことは書いてはないであろうとは思ったものの、万が一、後数年で80歳に手の届く母がぶっ倒れるようなことが書いてあってはマズイだろうと、さらっと、私が先に読むはといって自宅へ持ち帰りました。

 開いてまず驚くのは、ちゃんとした日本語を書いていること(今の私の悪筆ぶりは悪名たかきです・・・。)! 見送りに来てくれた友人の言葉「ギリシャにいる間は何もかも忘れて、ひたすら楽しんできてよ・・・・・。悩みは飛行機中ですべてバラまいてしまえ、ほら隣に座ってるジィさんに」、なかなか名言なり。20年前の私にはいったい、忘れなければらないどんな悩みがあったのか??

 当時、生活をした寮には主に、欧米から同世代の学生が20名ほどいて、彼らにとっても初めて身近で見たアジア人であろう私に、「なぜ、キョウコの鼻は低いのか??」「ショーユ、コメが悪いのか???」と真剣に訊ねられたり、ほんの数言のギリシャ語で大喜びして下さった研修先のギリシャ国営電話会社のオフィスの人達のこと等々思い出は尽きません。日中は40度近くまで温度が上がるけれど地中海気候のからっとしたアテネの暑さは大阪とは全然違っていて、弁護士になった当初、晴れ上がった夏の日に脈絡もなくギリシャのことを思い出していた10数年前を懐かしく思い出すなど、日記を読むなかで時空を超えた時間を過ごしました。

 「思えば遠くへ来たものだ。」ではありませんが、20年前の私がみて今の私をどう思うのか、そんなことも考えながら読み直した日記でした。

 

 

介護デビュー

2012/07/12 18:27:21

梅雨明けが待ち遠し季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 さて、今年喜寿を迎えた父が、近所で転倒したり、頭がはっきりしない日があったりと日常生活がおぼつかなくなり、つい先日、介護認定をうけるための手続を行いました。
 いつもお世話になっている医院で、簡単な検査を行ってもらったのですが、「思いつく野菜を言ってください」と看護師さんに聞かれて、「きゅうり、トマト、ニンジン、リンゴ、バナナ・・・・」との返答、「上出さん、野菜ですよ、もう一度お願いします。」と再度確認されても、なぜか途中で「リンゴ、バナナ」が登場してしまい、看護師さんから「よほどリンゴとバナナがお好きなんですね」と、なかなか笑えない場面もありました。
 元気だった頃の父を思いますと心情的に辛い面もありますが、少しでも今の力を活用して元気に生活してもらえるよう、私も気持ちの切り替えをせねばと思っています。
 健康に年を重ねていく、先々の自分自身の問題にもなりますので、大切な経験だと思って、父のサポートを出来る限りやっていけたらと思っています。 

 

性格の不一致を理由に離婚は出来ない?  -民法770条・離婚原因-

2012/04/17 17:46:01

夫婦の一方が、性格が合わないので離婚をしたいといった場合に、その一方が分かれたくない時に、離婚は出来るのでしょうか?
 いわゆる「性格の不一致」が原因となって離婚をしたいとされるケースは、実際の法律相談でもよくあります。しかし、相手がそれに応じない以上、その意思に反して離婚が認められるためには、民法770条に挙げられている離婚原因があることが必要となります。
 同条に規定されているもので典型的なものの一つが、配偶者の不貞行為(いわゆる浮気)で、その他浪費等の「婚姻を継続し難い事由が有るとき」にあたれば認められますが、単なる「性格の不一致」だけでは裁判での離婚が認められる理由とはなりません。
 他方、別居が長期化(事案によりますが、例えば子供がいなくて別居後5年以上を経過)するなど夫婦の共同生活の実態がない場合には、もやは夫婦の体をなしていないとして認めらることもあります。具体的な事案については、当事務所にお問い合わせ下さい。 

家事事件手続法が公布されました

2012/03/12 18:57:54

平成23年5月25日に、離婚事件、相続事件等の家事事件に関する手続きを定めた「家事事件手続法」が公布されました(施行日は未定です)。利便性の向上を図るため、従前の家事審判法及び関連規則が大幅に改正されました。
 改正のポイントの一つとして、従来、離婚調停などでは、相手方の居住地を管轄する裁判所に調停の申立を行い、調停期日には、基本、ご本人が出席をしなければなりませんでした。例えば、妻が実家に戻った状態で離婚調停を行う場合に、夫の住んでいる場所を管轄する裁判所に調停申立を行う必要があり、夫が遠方に居住している場合には、現住所から遠方の裁判所へ出頭しなければならず経済的負担を負うことがありました。
 この点、「当事者が遠隔の地に居住しているとき」その他家庭裁判所が「相当と認めるとき」には、電話会議システムを利用できることになりました(家事事件手続法258条1項が準用する同法54条)。
 離婚、離縁の事件での調停成立の場面では、当事者の真意をより慎重に確認する趣旨から、電話会議システムの利用はできないことになっていますが、調停を申し立てた人の負担軽減に役立つものと思われます。 

新年のご挨拶

2012/01/12 18:49:02

「めでたさも中ぐらいかなおらが春 小林一茶」
 みなさま、新年明けましておめでとうございます。
 さて、冒頭の一句ですが、おみくじを引いたときに「大吉」だと少々恐れ多い、「小吉」だと少し物足りない、「中吉」が一番、安心して嬉しいということを思い起こす句です。
 未曾有の大惨事の起きた2011年を終えて迎えた新年は、穏やな1年となりますことを願っております。
 当事務所も、微力ながら、みなさまの暮らしに役立つ活動ができるよう本年も努力して参りますので、よろしくお願いいたします。

 

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