弁護士 上出恭子の部屋

愛おしき、敗れし強者たち~4年前を思い起こしながら~

2014/09/13 06:27:14

シャビ、イニエスタ、ドログバ、ヤヤトゥーレ、ロドリゲス、ネイマール、本田、香川……

4年前のサッカーワールドカップは、アフリカ大陸での初めての開催で、カメルーンのエースストライカー・エトオとアフリカ大陸がコラボをしたとても素敵なポスターが印象的でした。その年の初頭、蒲田弁護士とそのお仲間のお相伴にあずかり、生まれて初めてのアフリカ大陸・ニジェールを訪れることがあったため、よけいに心と記憶に残る4年に1度の世界の祭典でした。  

俄かワールドカップファン2度目。前回の南ア大会からビギナーなりに随分と理解を深め、平日はNHKのデイリーダイジェストを見るべく、夜10時前には家路を急ぐ日々でした。 前回大会の王者スペインがいきなり負け続けて予選敗退。改めて勝負の世界のある種の魑魅魍魎さを素人なりに感じました。   ダイジェストでは、勝者・敗者のキャプテンのインタビューが試合の映像のあとに流れるのですが、普段あまり耳にすることのないスペイン、ポルトガル、フランス、ドイツ語といった様々な言語を聞いて、英語中心ではない世界観を意識します。  

さて、今回はドイツが24年ぶりの覇者に!   

4年後の開催では、どんな国の誰が活躍するのか? さて、自分はどうしているのか? 今から楽しみです。

今年もよろしくお願いします

2014/01/10 11:52:24

   ご挨拶が大変、遅れてましたが、今年もよろしくお願いします。
 明けました2014年もあと数日で2月となります。
 2月といえば、節分、実家が炒り豆の製造業を営んでいた私にとっては思い出深い行事です。

 節分の豆まきは、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、その邪気を追い払う儀式として、文武天皇の慶雲3年(706)に宮中で初めて行われたのだそうです。

 なぜ「豆」をまくのか、というと、昔から穀物や果実には「邪気を払う霊力」があるとされていたので、当初は豆だけではなくお米や麦などもまいていたのだとか。
  「豆」をまくようになったことについては、収穫量が多かったことや投げやすかったからなど諸説はありますが、現代では「豆」を邪気(鬼)を払うために撒くようになったようです。

 一般的に豆まきに使う豆は炒った大豆。火で炒り、邪気を払った豆は『福豆』と呼ばれ、福を年の数だけ身体に取り入れることで次の年も健康で幸せに過ごせるよう願います。

 皆様も、節分には豆まきをして邪気を払っていただき、健康で穏やかな1年をお過ごし下さい。
 

「ちゃりんこ放浪記?」

2014/01/09 16:46:03

阿倍野筋から谷町筋を少し入り、一心寺さんの前を通って、松屋町筋へ。通称「バイクや通り」を北上すると、次第にお寺さんの通りとなります。左折して長堀通に入って、両脇の葉っぱがワシワシついた街路樹(調べるとユリノキだそうです)がかなり紅葉の進んだ堺筋を経て、目的地、中之島中央公会堂前のカフェへ。11月初めに、シマノの六段変速がついたちょっと走りそうな自転車(といっても、カゴ付・泥よけ付なので、本格的なサイクリング車ではありません)を買って、初めて行ったチビ遠征のルートです。

少し遅めのランチをガッツリ食べて、帰りは、大川に沿って行けるところまで東へ向かい、天満橋から上町筋を南下、途中、大阪城の回りを少し回って、自宅まで戻ってきました。片道、約10㎞。大川の桜並木が赤く色づき、大阪城の回りも黄色、赤と多彩な色合いで、短かった昨年の秋をほんの少しばかり味わい、ちょっとした小旅行のようでした。次の目標は、大学時代の友人のいる武庫川近辺まで、「ちゃりんこ放浪記」続行予定です!

劇団きづがわ第67回講演  真珠の首飾り

2013/11/11 13:10:08

 ジェームス三木がジャズの名曲に乗せて憲法の条項を103粒の真珠になぞらえ描いた「日本国憲法誕生」の秘話、入魂の名作を、劇団きづがわが上演します。
 憲法改正が議論される昨今、憲法誕生の経過を劇を通じて体験する貴重な機会になると思いますので、是非、ご覧下さい。
 

 ◆ 日時
  12月6日(金) 18時30分
  12月7日(土)  11時00分  16時00分
 
 ◆ 場所 
  クレオ大阪西(JR・阪神電車西九条駅下車・南3分)
 ◆ 料金 
   前売  一般 3000円
             シニア(65歳以上)、学生・青年(30歳以下)、障がい者   2500円
      夫婦・恋人ペア割引 2人 5000円
      (当日、いずれのも500円アップ)
 ◆ お問い合わせ先
   劇団きづがわ: 電話/ファックス 06-6551-3481
            携帯/090-7359-7335 

  
 

元養親と離縁をした場合の苗字はどうなる???

2013/10/03 10:32:11

Q 母が私が6歳の時に再婚をして、私は母の再婚相手と養子縁組をしました。
  私も成人をして既に独立していますが、母はその後、養父と離婚をしたため私も養父とはほとんど行きがありません。
  先々のことを考えると養父との養子縁組を解消した方がよいかと思いますが、その場合、私の苗字はどうなるのでしょうか?

A 未成年のころに親が再婚をした場合、再婚相手と養子縁組を組むことが一般的です。
  他方、その後に、両親が離婚をした場合、養親とは疎遠になることもあり、そのような場合で将来の相続のこと等を考えるとお互いに養子縁組を解消しておいた方が便宜的なことが考えられます。
 その場合、養子の苗字がどのような扱いになるのか、元の苗字、即ち実親の再婚前の苗字に変わるとなれば、長年、使っていた苗字を使えなくなり不便が生じます。
 この点、民法816条1項は「養子は離縁によって縁組前の氏に復する。」と規定される一方で同条2項は「縁組みの日から7年を経過した後に前項の規定により縁組み前の氏に復した者は、離縁の日から三箇月以内に戸籍法に定めるところにより届け出ることによって、離縁の際に称していた氏を称することが出来る。」と定められています。
 以上より、離縁をした場合でも従来使っていた苗字を使うことを届け出ることにより従来の苗字を使えることになります。

 

うちのゴンさん

2013/09/06 08:20:52

(ごん)(しゅう)院釋(いんしゃく)(しん)(とく)」、今年4月末に急逝した父の法名です。祖父母のころから御世話になっているお寺さんが「働きもの」であった父にふさわしいということで、父の「進一」という名前も踏まえて付けていただきました。

亡くなる前日には、東京に住む兄も来阪して5月に喜寿を迎える母の祝いをしました。私が司法試験の受験中に、短期間ですがアルバイトをさせていただいた縁のある心斎橋の和食のお店で、両親、兄、私と久しぶりに家族・原始メンバー4人が揃っての美味しく楽しい一時。両親の年齢や父の体調も考えると、家族揃っての「最後の晩餐」になるかもなと冗談交じりに話していました。

父は、昭和10年現在の石川県加賀市に生まれ、母との結婚を機に大阪に移り住み、母方祖父の家業であった「豆中商店」なる炒豆製造業の小さな町工場を70歳過ぎまで営み、朝から夜中まで、とにかく働きどおしの毎日でした。そして、「実直(誠実で正直なこと)」という言葉を体現した一生だったように思います。

家業に忙しく、子どものころ父に構ってもらった記憶はほとんどありませんが、こんな父の生き方・人との接し方から私が学ぶべきことは沢山あるように思えてなりません。

うちのゴンさんに、心配を掛けないような日々の暮らしを送らねばと思っています。

 

暑中お見舞い申し上げます

2013/07/10 15:31:07

 梅雨も明け、いよいよ夏本番となりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 「湿度58%」、事務所の弁護士の執務室にある温湿度計付時計に表示された、梅雨明け前の湿度です。
 湿気というとムシムシと嫌な感じがしますが、「潤い」となると別物に聞こえるのが不思議ですね。また、雨といえば、とりわけ梅雨の時期の雨は「やっかいもの」というイメージが強いですが、砂漠の国にいけば「恵の雨」、「慈雨」といった表現もあり、所変われば「雨」の評価・評判も様々です。
 何事も少し発想の転換をすると物の見え方・感じ方が変わってくることも、雨の季節にふとした思いつきです。
 熱中症に関する報道も盛んにされています。みなさま、体調にご留意下さい。 
 

ストップ!過労死 「過労死防止基本法」の制定を実現するつどい

2013/05/10 15:11:36

 東京での開催となりますが、当事務所の岩城弁護士が事務局長を務めておりますストップ!過労死・過労死防止基本法制定実行委員会主催の
「ストップ!過労死  『過労死防止基本法』の制定を実現するつどい」
が下記のとおり開かれますので、ご案内させていただきます。

<ストップ!過労死 「過労死防止基本法」の制定を実現するつどい
増え続ける過労死・過労自殺にストップをかける法律を!>

 私たちのこの取り組みは2年目の後半に入り、署名は40万筆を突破し、神戸市をはじめ地方自治体の意見書も次々と採択されています。
 また、「労働基準法などの個別法と別に基本法を作る必要があるのか」、「過労死の防止が必要なのは、労働者に限らないのではないか」、「どの省庁が管轄するのがふさわしいのか」など、国会議員の皆様と私たちの対話も進み、理解と共感が広がっています。
 そこで、今こそ、この盛り上がりを、議員立法の実現につなげていきたいと思います。
 そのためにも、今国会最終盤のこの「つどい」に、1人でも多くの市民・国会議員の皆様のご参加をお願い申し上げます。

 2013年6月6日(木)12時~16時  開場11時30分
 衆議院第一議員会館 地下1階大会議室
 (東京メトロ「国会議事堂前」・「永田町」下車徒歩5分)
 参加費 無料

《記念講演》
 山田昭男氏(未来工業株式会社 取締役相談役)
  過労死の防止と企業経営のあり方─未来工業の経験から(仮題)

・特別報告 今野晴貴氏(NPO法人「POSSE」代表)
  放置できない若者の過労死・過労自殺の激増─労働相談から見る若者の労働現場の実態(仮題)
・ほか、遺族の訴え、連帯あいさつなど

【呼びかけ団体】全国過労死を考える家族の会・過労死弁護団全国連絡会議
【主 催】ストップ!過労死 過労死防止基本法制定実行委員会 

ワクワク・不惑

2013/03/11 10:48:42

冒頭から全くの独断ですが、敬愛すべき邦楽女性シンガー(今も現役)を3人挙げるとすれば、その1人は「松任谷由実(ユーミン)」だと強く思っています(残り2人が誰か、興味のある人はお問い合わせ下さい)。友達のお姉ちゃんから既にそのころ出ていた10枚以上のアルバムを借りてテープにダビングした中学のころから20歳ごろまで、ユーミンを聴きたくってました(今でも、一人でアカペラ・ユーミンメドレー、優に20曲は歌えると思います)。

 そのユーミンが、今年デビュー40周年とのこと!この人が、いったいいつから歌を創り歌ってきたのか、これまで真剣に考えたことはありませんが、少し前に自分自身が「不惑」を迎え、「私が、生まれた頃から歌ってたってこと!」っと、相当な衝撃を受けました。

「子曰く、四十にして惑わず」とは到底いかない毎日ですが、弁護士になって今年で15年目に入ります。25年余り後に、今のユーミンのごとく「上機嫌」で仕事が出来てるよう、40代という大きな節目の時期を「ワクワク」しながら過ごしていけたらと思っています。

 

 

成年後見を受けた人の選挙権喪失は憲法違反・平成25年3月14日東京地裁判決

2013/03/10 11:03:47

 成年後見人が付くと選挙権を失う公選法の規定は憲法に違反するとして、茨城県在住の成年被後見人(後見人がつけられた人)の方が国を相手に選挙権があることの確認を求めた訴訟の判決が3月14日、東京地裁でありました。原告の方は、ダウン症で知的障害があり、2007年2月、家族が後見人に選任されたことにより、選挙権を失いました。

 判決理由で定塚裁判長は「憲法が国民に保障する選挙権を制限することは原則として許されず、やむを得ない理由がある極めて例外的な場合に限られる」とし、その上で、成年後見人を付けるかどうかで
審査されるのは、財産管理能力の有無であって、選挙権を行使する能力とは異なると指摘、被後見人とされた人がすべて選挙権を行使する能力を欠くわけではないのは明らかと判断しました。
 判決はさらに、選挙権の制限は、障害者が健常者と分け隔てなく生活できるノーマライゼーションを踏まえた同制度の趣旨や選挙権制限を見直す方向にある国際的な潮流に反すると批判し、「立法は、裁量の限界を超えて違憲である」と結論づけました。

 国側は「不正投票の誘導が行われる恐れがある」と主張しましたが「不正投票が相当な頻度で行われると推認するに足る証拠はない」と退けました。

 特に、判決の本文で「そもそも後見開始の審判を受け、成年被後見人となった者も、我が国の『国民』である。憲法が、我が国民の選挙権を、国民主権の原理に基づく議会制民主主義の根幹をなすものとして位置づけているのは、自らが自らを統治するという民主主義の根本理念を実現するために、様々な境遇にある国民が、この国がどんなふうになったらいいか、どんな施策がされたら自分たちは幸せかなどについての意見を、自らを統治する主権者として、選挙を通じて国政に届けることこそが議会制民主主義の根幹であるからにほかならない。我が国の国民には、望まざるにも関わらず障害を持って生まれた者、不慮の事故や病によって障害を持つに至った者、老化という自然的な生理現象に伴って判断能力が低下する者など様々なハンディキャップを負う者が多数存在する。そのような国民から選挙権を奪うのは、それをすることなしには選挙の公正を確保しつつ選挙を行うことが事実上不能ないし困難であると認められる『やむを得ない事由』があるという極めて例外的な場合に限られるのである」という判示に、広い意味で、誰もが障害を持つ可能性がある中で、民主主義の根幹に関わる「選挙権」の行使の重要性を強く示したもので、画期的な判決だと思います。

 総務省は「今後の対応は法務省と協議する」とコメントしているようですが、当該判決が控訴されることなく確定し、一日も早い公職選挙法の改正が待たれます。 

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