弁護士 上出恭子の部屋

2018年01月

類人猿 ~2017年にはまったもの「勝たない負けない」の精神~

2018/01/01 00:00:51

 オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、これら類人猿に多大な興味を抱いてます。ふと手にした本から芋づる的に、京大の総長である山極寿一教授が書かれた「『サル化』する人間社会」(集英社インターナショナル発行)という本を読んだことが契機です。類人猿とヒトは遺伝子的には2%も代わりがないこと、また、時間軸でいえば、40億年前の生命の誕生から現在までを24時間とすると、ヒトとチンパンジーが分岐をしたのはわずか2分30秒前でしかないとのこと(「チンパンジー」中村美知夫著・中公新書)。
 何よりびっくりしたのは、一見、凶暴に見えそうなゴリラですが、ゴリラは「誰も負けず、誰も勝たない社会」だということでした。ゴリラ二匹が喧嘩をしていると、その間に第三者のゴリラが割り込んで仲裁をするらしいのです。優劣の感覚というのがないので、大人同士のオスの喧嘩でも、メスや子どもが介入をして仲裁をすることがあるようです。
 我々の仕事で「勝たない」というのはいかがなものかと、ご指摘を受けるかもしれませんが、日常生活においては、「勝たない負けない」の精神はとても大切なことのように思います。今年こそ、事務所から目と鼻の先にある天王寺動物園に、類人猿観察に行きたいと思っています。

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