弁護士 上出恭子の部屋

2013年10月

元養親と離縁をした場合の苗字はどうなる???

2013/10/03 10:32:11

Q 母が私が6歳の時に再婚をして、私は母の再婚相手と養子縁組をしました。
  私も成人をして既に独立していますが、母はその後、養父と離婚をしたため私も養父とはほとんど行きがありません。
  先々のことを考えると養父との養子縁組を解消した方がよいかと思いますが、その場合、私の苗字はどうなるのでしょうか?

A 未成年のころに親が再婚をした場合、再婚相手と養子縁組を組むことが一般的です。
  他方、その後に、両親が離婚をした場合、養親とは疎遠になることもあり、そのような場合で将来の相続のこと等を考えるとお互いに養子縁組を解消しておいた方が便宜的なことが考えられます。
 その場合、養子の苗字がどのような扱いになるのか、元の苗字、即ち実親の再婚前の苗字に変わるとなれば、長年、使っていた苗字を使えなくなり不便が生じます。
 この点、民法816条1項は「養子は離縁によって縁組前の氏に復する。」と規定される一方で同条2項は「縁組みの日から7年を経過した後に前項の規定により縁組み前の氏に復した者は、離縁の日から三箇月以内に戸籍法に定めるところにより届け出ることによって、離縁の際に称していた氏を称することが出来る。」と定められています。
 以上より、離縁をした場合でも従来使っていた苗字を使うことを届け出ることにより従来の苗字を使えることになります。

 

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