弁護士 上出恭子の部屋

2008年07月

爪を切る

2008/07/01 09:00:00

 仕事をするようになって、爪が少しのびるとパソコンが極端に打ちにくく感じられ、すぐ、爪を切りたいと思うようになる。今では、事務所の机の横に爪切りを常備しているが、入所当初はなんだか気が引けて、事務所では切りにくかった。家に帰っても、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」子供のころ聞いた言い伝えが気になって切ることが出来ず、朝出かける前はバタバタと家を出るため爪のことなどすっかり忘れて、また、パソコンの前で振り出しに戻ることが多かった。
 爪のことなど、どうでも良い話だが、先日、実母が手術のため1週間ほど入院することがあった。何十年も前に盲腸で手術をしたくらいしか経験のない人で、しかも、急なことだったから、心配で心配でならなかった。比較的簡単な手術ではあったが、万が一を想うと病院から離れることが躊躇された。幸い、今では元気に暮らしている。
こんなことがあって、今では余計に、爪を夜切ることが出来ずにいる。もうしばらくは、父も母も元気で過ごして欲しいという願いを込めて。

ページの先頭へ戻る