弁護士 蒲田豊彦の部屋

2013年05月

富士山世界遺産登録へ

2013/05/10 14:45:18

  このたび、富士山が世界文化遺産に登録されることになるとのことである。ユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)が登録を勧告し、6月に開かれる世界遺産委員会で正式に決定されるとのことである。富士山が登録されれば、国内の世界文化遺産では平成24年に登録された「平泉」に続いて13件目となる。
 富士山は、日本の象徴であり、世界に誇るべき美しい山である。
 富士山は、山頂の信仰遺跡群や富士五湖などを含む25件を「構成資産」として世界文化遺産に登録される。
 地元は、当初、世界自然遺産への登録を目指したが、ゴミの不法投棄による環境悪化や開発により本来の自然が保たれていないとして登録されず、平成19年、文化遺産登録を目指し、今回、登録される見通しとなったものである。
 富士山は古来、信仰の対象となっており、日本人の精神性を形作ってきたとともに、海外にも影響を与えた浮世絵の題材にもなり、その文化的価値や日本の象徴としての意義が評価された。
 筆者も富士山はいつも心の中に描く山であり、何か誇らしく感じる山である。東京などに出張するときは、新幹線の富士山の見える側の座席をとったり、今日は晴れていて富士山が見えるようにと願ったりする。
 また、富士山は遠くからも見ることができ、天気のよいときは、大台ヶ原からも見ることができる。
 一方、世界文化遺産となり、周辺開発が拡大されたり、来訪者数が増加して「神聖な山岳」が破壊されたり、環境の悪化が心配である。イコモスも平成26年までに保全状況の報告書をユネスコに提出することを求めている。
 私たちは、富士山を大切にし、しっかりと守っていきたいものである。
 

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