事務所ニュース「いずみ」

法律相談Q&A

離縁の原因

私は、現在60歳ですが、老後のことを考えて養子縁組をした養子の素行が悪く困っています。養子は、私の財産を勝手に浪費したり、時には私に暴力を振るうこともありますので、養子縁組を解消したいのですが、どのようにすれば、できるのでしょうか。

 養子との話合いができれば協議離縁が成立し、その届出を役所に出せば手続きとしては終わりです。しかし、このような事情の場合、すんなり話し合いもできないということが多いでしょうから、その場合には、まずは家庭裁判所に調停を申し立てし、それでも話が付かない場合は、裁判所に離縁の裁判を求めることになります。
 法律上は、民法814条1項で次の離縁原因があることが要件となっています。
(1) 悪意の遺棄
(2) 三年以上の生死不明
(3) その他縁組を継続しがたい重大な事由があるとき
本件のように財産を浪費する、暴力を振るうということは(3)に該当することが考えられますので、裁判での協議離縁が認められる見込みの高い事案といえます。

弁護士 上出恭子

あべの総合法律事務所ニュース いずみ第21号(2007/1/1発行)より転載

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