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弁護士活動日誌

ヒューマンライツ・ナウ 関西グループの立ち上げ

1 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)とは、法律家、研究者、ジャーナリスト、NGO関係者などが主体となって世界で確立された人権水準を国内外で実現するための人権NGOである。HRNは、主にアジアで地域での人権分野の国際協力・国際貢献活動、国連など国際社会のおける人権活動、そして国内での国際人権基準の啓発・国際人権基準の実現のための活動を行っている。
 具体的な活動内容としては、(1)人権侵害に苦しむ地域に駆けつけて現地NGOと協力して事実調査を行い、世界にむけて報告し、人権状況の改善を訴える等の国際支援活動、(2)国連人権理事会初め国連諸機関への調査・提言・モニタリング・ロビー活動による国際人権基準の発展に対する貢献等の国際機関での活動、③国内の人権問題の解決について有益な国際人権基準の紹介や、アジア地域等の人権侵害の状況改善のための日本政府・企業への働きかけ等の国内活動に区分される。

2 私がHRNに加入したのは、昨年一〇月、山口県で開催された自由法曹団の総会において、HRN事務局長の伊藤和子弁護士に薦められからである。興味本位で入ったというのが正直なところであり、私自身が海外調査等の活動を行うというとこと迄は考えていなかった。そして、年会費を支払ってニュースを送ってもらえれば十分かなと思っていたところ、昨年に入りHRN関西グループを立ち上げるといった話題を耳にするようになり、夏頃から私も含めて会員数名でその準備を進めることになったものである。
 設立の趣旨・目的としては、関西地区に居住するHRNの会員は多数いるにもかかわらず、お互いの顔が分から
ず、連携できていないことから、関西だけの学習会や調査活動を企画したり、親睦を深める点が挙げられる。昨年一二月五日には、関西グループの発足企画として、「国際人権とNGO 人権保障の実現と市民社会の役割」と題する講演会を開催し、村上正直大阪大学教授の講演や「女性に対する暴力プロジェクト」が今秋に訪れたインドでの調査報告などが行われた。

3 私自身はHRNの会員になってちょうど一年が過ぎるほどで、まだ具体的な活動に関与できている訳ではない。弁護士になった六年前、拉致報道以降の朝鮮学校の生徒たちに対する嫌がらせの実態調査を行ったことを契機に、その後、日本に居住する外国人の事件を担当する中で、私自身、国際人権についての興味は増した。HRN関西グループの立ち上げを契機に、少しずつではあると思うが、この分野の勉強をより進めていきたいと思う。

弁護士 中森俊久

あべの総合法律事務所ニュース いずみ第25号(2009/1/1発行)より転載

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