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寄稿

なにわの熱く濃い事務所

 あべの総合法律事務所との関わりをお話しするには、まず欠陥住宅被害全国連絡協議会(通称:欠陥住宅全国ネット)のご紹介をしなければなりません。欠陥住宅全国ネットは、阪神淡路大震災後で建物の倒壊により多くの死者が発生したことから、日弁連の土地住宅部会の弁護士が中心となって、建築士や学者も交えて幅広く欠陥住宅被害救済につながる活動を行うことを目的に結成された団体です。
 それまでの欠陥住宅訴訟では、弁護士は建物の表面的な不具合(欠陥現象)だけを主張して、欠陥現象の本質的な原因(欠陥原因)とその基準(建築基準法など)との関係が明らかにされないまま裁判が行われていることが多かったそうです。逆に建築士にしても、被害者から相談を受けると契約や法律的な判断についてわからないまま、技術的な面だけで対応していたという現実がありました。欠陥住宅ネットでは、このような状況を見直して弁護士、建築士それぞれが専門性を生かして協働することによって、欠陥住宅の本質に迫り、被害救済を行う組織になっています。
 あべの総合法律事務所を含め多くの弁護士と仕事をするなかで、自分自身が持つ建築士という資格について改めて考えるようになりました。以前はあくまで技術的な資格の一つであるという意識でしたが、本来は弁護士や医師と同じ職能者であり、社会からも職能を期待されているのだと言うことが分かるようになってきました。
 岩城弁護士は初代の欠陥住宅関西ネット事務局長として、関西ネットの初期の基盤をつくり、その後欠陥住宅全国ネットの事務局長に就任されました。ちょうど私が欠陥住宅関西ネットの事務局に入局したのは、このころでしたので、大阪でお会いするよりも、もっぱら地方で開かれる欠陥住宅全国ネットの大会でお会いする方が多いくらいでした。
 全国ネットと言っても設立当初は関西にしか地域ネットはなかったのですが、その後、関東ネット、九州ネット、中国四国ネットと地域を拡大してゆき、 2004年にはとうとう全国制覇を成し遂げました。関係者はこれを岩城弁護士の「信長の野望」と呼んでいましたが、本当に実現させてしまう行動力がある方で、すばらしい能力だと思います。野望が実現したため?昨年から事務局は東京の弁護士に替わって頂き、現在は副幹事長をお願いしています。
 全国ネット事務局長をお願いしていた間には、あべの総合法律事務所、特に担当事務員の根木原さんに多大な負担をおかけしていたと思います。この場を借りてお礼を申し上げます。

胡桃-KURUMI-設計 一級建築士 木津田 秀雄

胡桃-KURUMI-設計 一級建築士 木津田 秀雄氏のご紹介

温かいハートを持った「忍者」さん
 木津田さんは、欠陥住宅関西ネットと神戸ネットに参加し、関西ネットの中心メンバーの一人であるが、欠陥住宅全国ネットの大会でも報告や講師をされるなど、今や全国的な存在である。
 気さくで明るく、ヒューマンなハートをお持ちのうえ、仕事が早く、深夜にメールを出しても一瞬で返事が来る(人ごとじゃないけど、健康は大丈夫?)。
 数年前、建物に種々の欠陥があるうえ、住み始めると奥さんがシックハウス症候群を発症した事件でお世話になって以降、いくつかの欠陥住宅や日照権の事件でご協力をいただいている。昨年9月、ある産婦人科の病院の増築をめぐる欠陥建物事件で半日にわたる現地調査に同行したが、木津田さんは疲れ知らずで、こっちでコンクリートをハンマーでコンコン叩いたと思えば、あっちで土を掘り返し、屋上に上がっては柵をひょいと乗り越えてタタタと走り看板の上に上るなど、まるで忍者みたいで惚れ惚れしてしまった。
 これからもいろいろな無理難題をお願いすると思うが、末永くお付き合いをお願いしたい。

弁護士 岩城 穣

あべの総合法律事務所ニュース いずみ第23号(2008/1/1発行)より転載

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