自転車運転の厳罰化について
2012/02/13 11:02:49
自転車による交通事故が急増し、交通事故全体に占める自転車事故の割合も上昇傾向にあり、東京都内では37.7%に上るそうです。エコブームや健康ブームで自転車を利用する人が増えていることが原因と言われれば、うなずけるような気がします。
◆そのような自転車事故を防止するために、自転車運転についての罰則を強化した改正道路交通法が、昨年7月に施行されました。
その内容は、これまでの甘い「常識」を覆す、大変厳しいものになっています。いくつか例を挙げると・・・
①車道通行原則違反(3月以下懲役又は5万円以下罰金)(歩車道の区別のある道路は車道通行が原則)
②並進禁止(2万円以下罰金又は科料)
③酒酔い運転(5年以下懲役又は100万円以下罰金)‥‥これは先に平成19・9・19施行済み
④整備不良運転(5万円以罰金)‥‥ブレーキ、反射器材等
⑤二人乗り(2万円以下罰金又は科料)‥‥但し、例外あり
⑥無灯火(5万円以下罰金)
⑦有効な警音器不備(5万円以下)
⑧傘さし運転、携帯電話使用、イヤホン・ヘッドホン使用(5万円以下罰金)
これらの違反については、今後取締りも強化されることが予想されます。
もっとも、これらの違反行為をしたからといって、直ちに刑事罰を受けることはあまりないと思いますが、このような行為が原因となって死傷事故につながったような場合には、これらの罪もあわせて立件される可能性があります。
また、これらが原因となった交通事故の民事責任についても、慰謝料の増額や過失相殺といった点で、運転者側に厳しい判断が下される可能性があります。
自転車に乗る方は、このような違反をしないように注意しましょう。
なお、もう少し詳しい内容を私のブログに書いていますので、よろしければお読み下さい。
http://yutachan.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/no57-7b19.html
Posted by 岩城 穣 | パーマリンク
求む!「メガネ紛失防止法」
2012/01/01 00:00:01
私はもともと目はいい方で、司法試験の勉強を本格的に始めた20代前半から近視になり(裸眼で0.6くらい)、近視用メガネをかけてきた。40代半ばから老眼になり始めたため、遠近両用メガネをかけるようになったが、比較的近くを見るときは近眼と老眼が一部「相殺」し合うように感じるのと、手元を見るときはメガネを外したほうが楽なことから、ここ数年は、一日のうちに数えきれないほどメガネをかけたり外したりするようになった。
その場合、特に電車の中など、外したメガネの置き場がなくて困るのである。一度、外したメガネを首にかけるヒモを使ってみたが、自分でもびっくりするほど年寄り臭く見えて、1日でやめた。
ところが、今年に入って2回も電車の中にメガネを置き忘れ紛失してしまったのである。特に酔っぱらっていたり、居眠りから起きて電車を降りたりしたときに忘れるようだ。悲しいことに、2回とも「忘れ物センター」などに電話したが見つからなかった。メガネに「GPS」(位置を知らせるシステム)があればいいのに、と悔やんだ。
1回目になくしたメガネは、けっこう高いメガネで愛用していたので、無くしたのは辛かった。次のメガネは、最近急速に業務展開しているメガネ量販店(「ヨン様」がCMをしているアレである)で購入することにし、その安さに驚いたが、これも数か月でなくしたとき、電話1本で「同じものを作って下さい」と言えば1週間で作ってくれたのはありがたかった。
メガネをかけたり外したりしてもなくさない方法を、誰か教えてくれませんか?
Posted by 岩城 穣 | パーマリンク
「秋たけなわ」の10月・11月ですが・・・
2011/12/13 18:53:39
「秋たけなわ」の10月・11月は、例年裁判期日等が集中し忙しい時期ですが、これに加えて、特に当事務所が関わるイベント等が多くありました。
10月には、中森弁護士をはじめ当事務所のメンバーが裏方を務めた「大阪・神戸憲法ミュージカル2011 ドクターサーブ」の公演が5回にわたり行われ、合計約6300人に鑑賞していただきました。
11月10日には、これも和田弁護士をはじめ当事務所の数名の弁護士が弁護団に加わった、「過労死企業名公表請求訴訟」で大阪地裁で勝訴し、「控訴するな」の運動に取り組みましたが、控訴され舞台は高裁に移ります。
11月12日には、「大阪過労死問題連絡会30周年・大阪過労死家族の会20周年記念シンポジウム&レセプション」が開かれ、当事務所全体でその成功のために奮闘しました。
11月18日には、「ストップ!過労死 過労死防止基本法制定実行委員会」の結成総会が東京・議員会館で開かれ、岩城弁護士が事務局長に就任しました。
依頼者の皆様には、種々ご不便をおかけしたことにつきお詫び申し上げるとともに、上記のイベント等にご参加・ご協力いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。
これから年の瀬に向かい慌ただしい時節となりますが、皆様には体調に十分ご留意され、新しい年を迎えられますよう、お祈りいたしております。
Posted by 岩城 穣 | パーマリンク
知っておきたい法律知識
2011/11/11 11:27:07
「告訴」について知っておこう!
1 告訴は国民の重要な権利
告訴は、犯罪の被害者やその親族(告訴権者)が、犯罪事実を捜査機関(警察、検察のほか、労基署や海上保安部などもあります。)に申告し、捜査・処罰を求める行為で、刑事訴訟法で認められた国民の権利です(刑事訴訟法230条)。
告訴権者以外の者に認められる「告発」(同法239条1項)も同様です。
2 告訴と「被害届け」の違い
被害届けは、被害者が被害の事実を捜査機関に報告するだけで、捜査機関はこれを重視して犯罪の捜査に取りかかることもできるし、聞き置くだけで放置しておいてもかまいません。
これに対し、告訴を受理した捜査機関は、捜査を尽くす義務、捜査の結果(起訴・不起訴など)の通知義務(同260条)、請求があった場合の不起訴理由の告知義務(同261条)があります。
3 告訴がないと起訴できない犯罪
犯罪に該当する事実、被害者の告訴がないと起訴(立件)できない犯罪があり、親告罪(しんこくざい)といいます。
①事実が公になると被害者に不利益が生じるおそれのあるもの(単独犯による強制わいせつ罪・強姦罪、未成年者略取・誘拐罪、わいせつ目的・結婚目的略取・誘拐罪、名誉毀損罪・侮辱罪、信書開封罪・秘密漏示罪、ストーカー規制法違反など)、②被害が比較的軽微なもの(過失傷害罪、私用文書等毀棄罪、器物損壊罪、信書隠匿罪など)、③親族間の問題なので介入を抑制するもの(親族間の窃盗罪・詐欺罪・横領罪など)があります。
4 告訴の方法・手続き
次の2つの方法があります。
①告訴状を提出する方法
これが確実な方法です。窃盗罪や傷害罪など、犯罪事実が単純な犯罪の場合には被害者が告訴状の作成を自分でできる場合もありますが、詐欺罪や業務上横領罪など犯罪事実が複雑な場合、特別法違反など犯罪構成要件が詳細な場合には、弁護士に依頼したほうがよいでしょう。
②口頭で申告する方法
告訴が口頭で行うこともでき、捜査機関はこれを拒否できず、告訴を受けた捜査機関は「告訴調書」を作成しなければならないことになっています。
しかし、実際には、事実上拒否したり、「被害届け」にとどめさせたりする例も多くあります。明確に「告訴します。告訴調書を作成して下さい。」と申し立てることが重要です。
5 告訴できる期間
告訴できる期間には特に制限はありせんが、親告罪については、原則として犯人を知った日から6か月間とされています(刑事訴訟法235条1項)。
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「ブログ」を始めました
2011/08/25 10:01:00
今年3月から、人もすなるブログなるものを、私も始めることにした。ブログとは、「ウェブ・ログ」がつづまった言葉で、インターネット上で書く日記のことである。
不特定多数の人に読まれる可能性があるということで、最初は緊張したが、最近は自分なりのペースができてきた。アクセス数はまだ数千件だが、時々コメントを書き込んでくれる読者の方がいたりすると、ちょっと嬉しい。
ブログのメリットは、次のような点にあると思う。
①日々考えること、感じていることを文章化することによって、自分なりに考えを整理できる。
②ブログに書くことを考えながら毎日の生活を送ることから、ニュースや新聞の見方、事件や取り組みの感想、季節の移り変わりなど、生活が能動的、敏感になる。
③長年日記をつけなければと思いながらできなかったが、日々の記録を残しておくことになる。
皆さんも、よろしかったら私のブログ(「岩城弁護士のはばかり日記」)を読んでみて下さい(「弁護士岩城穣」や「はばかり日記」で検索したら、すぐに出てきます)。
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「100円寿司」の光と影
2011/01/01 15:20:06
「1皿100円」の寿司チェーンが全国にものすごい勢いで広がっているそうだ。「握り」の機械化、注文から届けるまでのコンピュータによる細やかな対応とスピード、本部から全国のチェーン店内のテレビ監視による無駄の削減とサービスの向上、長期パート・アルバイト雇用による人件費の削減などによって、高級なネタも含め、新鮮でおいしい寿司が100円で可能とのことである。大変な人気で、店によっては2、3時間待ちというところもあるらしい。
確かに、おいしい寿司をお手頃な価格で腹一杯食べれるというのは魅力だ。特に幼児や食べ盛りの子どもがいる家庭では、頼もしい味方だろう。
しかし、私には次のような点が気になる。
①このようなチェーン店では、正社員はわずかであとはパート・アルバイトといった非正規雇用が多い。きりきり舞いの長時間労働で、従業員の健康は大丈夫だろうか。
②このような全国チェーン店の進出で、昔からの地元の小さなお寿司屋さんはどうなるのだろうか。家電の量販店などでもそうだが、経済効率と便利さの影で、自営業者や地元企業の雇用が減り、全体としての賃金や所得は下がっていくのではないか。
③高級食材を大量に輸入・消費することの地球環境への影響。例えば日本はエビの世界最大の消費国でありその9割を輸入しているが、発展途上国ではエビの養殖のためにマングローブ林が大量に破壊され、また、フカヒレ用のサメやマグロも乱獲で資源量が激減していると聞く。
おいしいものを、安く食べられたらそれでいいのだろうか。お寿司を食べながら、家族でそんなことも話し合ってみませんか。
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30年ぶりの「禁煙」
2010/08/01 14:54:43
今年3月、不整脈治療の手術(アブレーション)を受けるために入院したが(2年前にも一度受けたが、少し不整脈が残っているということで再度受けることにした。)、これを契機に、タバコをしばらく「控える」ことにし、約4か月が経過した。
思えば、18歳だった高3の冬(!)から吸い始め、学生時代と新婚時代のそれぞれ数か月間だけ禁煙したことがあったが、それを除いた約30年以上、1日3箱前後を「モクモクと」吸い続けてきた。現在の値段で1日1000円で計算すると、30年間で実に1000万円分になる。
タバコには肉体的依存と精神的依存があるが、いずれも個人差が大きい。何日も吸わずにいられたり簡単に辞められる人もいるが、私はどちらの依存も強く、いくら「決意」しても、たった1日我慢することさえできなかった。したがって、今回の出来事は本当に画期的なことなのである。昨今、喫煙者はますます肩身が狭く、タバコを吸える場所を一日中探し続けないといけなくなっている。そんな風潮に押されたと思うのはシャクだが、落ちつかなさや惨めさから解放されたことは事実である。
今でも、一日に何度かは吸いたくなる。また時々、なぜか「タバコを吸いまくっていることに気付いて愕然としている夢」を見る。50歳を過ぎた今ごろになってやめる意味があるのかという自問自答もある。しかし、今度復帰してしまったら、今度こそもう一生やめられないだろうし、何よりも周囲の人たちが、私の「禁煙」を本当に喜んでくれる。これを裏切ったときのリアクションの恐怖(?)のために、もうしばらくは続けたいと思う。
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「沈まぬ太陽」の映画化に思う
2010/01/01 14:46:18
山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」が映画化された。1960年代前半、日本航空の組合委員長になり経営陣と厳しく対決したことで、その後10年に及ぶ海外僻地(カラチ、テヘラン、ナイロビ)での勤務を強いられ、1985年の日航機墜落事故後、会長室部長に抜擢され社内改革に力を注ぐも、さまざまな圧力で中断を余儀なくされ、再びアフリカに戻った主人公の激動の人生を描いたものだが、昨今の時代背景もあってか、大きな反響を呼んでいる。まだ観に行けていないが、2000年ころ、小説を読んだ時は、生まれた時代によっては、私も主人公と同じ苦難の道を選んだかもしれないと思い、涙が止まらなかった(もちろん、主人公ほど優秀ではないが)。
小説を呼んでいたころ、主人公恩地一(はじめ)の実在のモデルである小倉寛太郎さんの親友である大阪の石川元也弁護士のお世話もあり、「小倉さんの案内で行くケニア・ナイロビツアー」のような名前のツアーが計画され、参加の募集があった。「小倉さんに会ってみたい、小倉さんが最後に戻ったケニアの大自然を小倉さんに案内してもらいたい」と思ったが、日々の多忙に追われて、結局申込みをしなかった。
その2年後の2002年10月、小倉さんが亡くなられたことを新聞報道で知った。「ああ、行っておけばよかった。人生には、本当に「その時」しかないタイミングというものがあるんだ」ということをしみじみ感じ、悔やんだ。
それだけに、今回の映画化は、私にとって特別に感慨深いものであった。
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「めだかの学校」「雀のお宿」はどこへ?
2009/08/01 14:34:04
朝日新聞の「天声人語」(5月25日付け)によると、スズメの数が60年代の10%にまで激減しているという。また、「メダカの学校」の童謡にもあるメダカは、すでに絶滅危惧種に指定されているとのこと。
思い出せば、子どものころは、朝はスズメの「チュンチュン」と、ニワトリの「コケコッコー」という声で目が覚めた。近くの小川を覗き込むと、みんなで賑やかに「おゆうぎ」をしているメダカたちがいた。
そういえば、たしか数年前まで、町中の街路樹に、スズメの大群がとまって、木全体が揺れるように賑やかに鳴いているのをよく見かけた。段々巣を作る場所もエサも少なくなってきて、集団で居場所探しの旅をしていたのだろうか。しかし、それも最近はとんと見ない。
身近に一緒に暮らしてきた動物が次々と姿を消し、大量に飼育され工場で精肉された肉と、ハウスで育てられ農薬で虫もかじっていない野菜を食べる私たち。本当はどんどん友だちを失っていっているんじゃないか、という不安に、ふと駆られる。
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不整脈よ、さようなら
2009/01/01 09:00:00
今年1月31日、朝起きたら右手が動きにくく、ろれつが回りにくいことに気づいた。幸い40分ほどで直ったが、お医者さんに診てもらったところ、「一過性脳虚血発作」(脳梗塞の一種)とのこと。心臓の中に小さな「血栓」ができ、それが血管の中を流れて脳の細い血管に詰まったようだ。
私には以前から、母親譲りの「不整脈」があったが、これがあると心臓内で血栓ができやすいということで、この際手術をして直しましょうということになった。聞けば、右足の付け根から5本ほどのカテーテルを挿入し、うち1本の先端から電流を流して、不整脈の原因となる「かく乱信号」を出している神経を焼く(アブレーション=しょうしゃく焼灼)とのこと。手術といえば小学校のときの盲腸の手術くらいしか経験がなかったので不安はあったが、優しくて素敵な女医の先生に「命を預ける」ことにした。
昨年4月上旬に「右心房」、9月上旬に「左心房」の手術をしたが、お蔭さまで成功し、不整脈はほぼなくなった。医学の進歩に感謝するとともに、自分の健康を過信せず、「丈夫で長持ち」を心がけたいと思う。
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